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データ通信専用SIMでもSMS機能を付ければSMS認証やIP電話の利用が可能

格安SIMには、音声通話機能がついていないデータ通信専用のSIMカードがありますが、ほとんどのMVNOにSMS(ショートメッセージングサービス)がオプションとして用意されています。

月額100円台でつけることができる機能なので、申し込む際に、必要か不要か悩む方も多いと思いますが、データ通信専用SIMでも、SMS機能をつけるメリットは十分にあります。

それは、LINEやFacebookなどのSNSや、金融関連のアプリ、ゲームを始める際に度々確認されることがある、SMS認証ができるという点です。

データ通信専用SIMでもSMS認証ができるようになる

SNSやIP電話などをはじめ、お金のやり取りがあるゲームや、Webサービスでは、本人確認やなりすましの防止のため、SMSで暗証番号を送り、その番号を入力しないと会員登録ができないといったサービスが増えてきました。

これはセキュリティ上、とても重要なことなので、SMS認証は一手間あって面倒ですが、必要な手続きです。

有名な所でいうと、LINEの初回登録時にはSMS認証が必須で、同じ電話番号で複数のアカウントが登録できないようになっています。

データ通信SIMには、通話機能がついていないので、電話番号を持っていませんが、SMS機能をつけると、SMS用の電話番号が与えられるので、SMS認証もできるようになります。

ただし、SMSで使う電話番号に電話をかけても、着信はできませんし、もちろん発信もすることができません。

MVNO別のSMS追加料金は?

主要なMVNOのデータ通信SIMの月額料金と、SMS機能を付けた場合のオプション料金をまとめました。

ほとんど全てのMVNOにSMSオプションが用意されています。

MVNO データSIM SMS
IIJ 900円〜 140円
DMMモバイル 440円〜 150円
LINEモバイル 500円〜 120円
mineo 700円〜 0円
楽天モバイル 525円〜 120円
Biglobe 900円〜 120円
nuroモバイル 700円〜 150円
UQモバイル 980円〜 0円
OCN 900円〜 120円

音声通話付きSIMには、標準でSMS機能がついていますが、データ通信SIMでは、ほとんどのMVNOが120円〜150円のオプション料金が必要になります。

mineoとUQモバイルは、SMSが標準で搭載されているので、SMSの利用料が無料になっています。

データ通信専用SIMにSMSオプションをつけるメリット

データ通信専用SIMにSMSオプションをつけるメリットをもう少し詳しく見てみましょう。

SMS認証が役に立つ場面は案外多いことが分かります。

LINEなどのSNSでSMS認証に使える

冒頭でも触れましたが、SMSオプションを利用する最も大きな理由は、LINEをはじめとするWebサービスのSMS認証に使えるという点です。

これがあれば、電話番号を持っていなくても、LINEやFacebookの新しいアカウントを作ることが可能です。

SMS認証をせずに、既存のLINEアカウントにログインすると、他の端末でLINEが使えなくなってしまうといったことが起こります。

LINEは基本的に1つの電話番号で1つのアカウントという決まりがあるので、新しくアカウントを作るには、SMS認証は必須のオプションになります。

例外として、LINEモバイルなら、SMSオプションをつけずにLINEのアカウントを作ることができるので、LINE専用のスマホを持ちたいという場合は、こちらの記事をご覧ください。

電話番号がなくてもIP電話が使える

データ通信専用SIMは、音声通話機能がついていないため、基本的には通話をすることができません。

しかし、SMSオプションを付ければ、IP電話が使えるようになります。

IP電話は、インターネット回線を利用して通話ができるという仕組みを取っているため、音声通話の回線がなくても、データ通信を使って通話が可能です。

通常のデータ通信専用SIMなら、IP電話も利用できませんが、SMSオプションを付ければ、IP電話を使うことができます。

スマホやタブレットで使えるIP電話のサービスは、いくつか種類があり、登録すると050から始まるIP電話番号を発着信で利用できるようになります。

IP電話ができるアプリで、代表的なものは以下のようなサービスです。

  • SMARTalk
  • 050 Plus
  • LaLa Call
  • Viber Out

SIMを申し込むMVNOによっては、独自のIP電話サービスを提供していることもあり、データ通信がカウントされず、低速にならないように配慮してくれているものもあります。

050の番号を利用する場合は、申し込むMVNOのサイトをチェックしてみましょう。

セルスタンバイ問題で圏外になるのを防ぐ

格安SIMをはじめ、携帯電話のモバイル回線は、通常音声通話の回線とデータ通信の回線の2種類を持っています。

格安SIMでは、データ通信専用のSIMが販売されていますが、受信する電波は変わらず2種類の電波を受信しようとします。

そのため、データ通信の電波を受信していても、音声通話の電波が受信できないと、端末が誤って圏外という表示を出してしまうことがあります。

実際に電波は届いていても、端末側が圏外と認識してしまっているので、もちろん通信ができなくなってしまいます。

また、圏外の状態から脱しようと、何度も通信を繰り返し、電波を掴もうとするので、バッテリーの消耗も激しくなってしまいます。

SMSオプションをつけると、データ通信のための電波と、SMSの受信のために音声通話の電波を掴みにいくので、セルスタンバイ問題が起こり、圏外になるのを防いでくれます。

迷ったらSMSオプションをつけるのがおすすめ

データ通信専用SIMには、SMSオプションを追加することで、様々なメリットがあります。

決して必須のオプションだという訳ではありませんが、わずか120円〜なので、迷ったらつけておくのが良いでしょう。

ただし、この辺りを知識として入れておいて、それでもSMSが不要だと感じたなら、無理してつけることはありません。

SMSのオプションの有無は、データ通信専用SIMをどの様に使うかで必要か不要かが決まってきます。

モバイルルーターに使うSIMには不要ですが、スマホやタブレットに使うSIMなら、SMSオプションを検討してみるのが良いでしょう。